オフィス鴻

マイクロバイオーム農法

2024年01月28日

日本経済新聞の特集記事で、宮崎県のフィンガーライム、長崎県のニンジンジュース、沖縄県の黒砂糖、佐賀県の養鶏、スペインアリカンテ地方のオリーブオイルに共通しているのは、その土地や作物に最も適合した病気にかかりにくくする微生物主体の餌や自然肥料であるアクアビオータを使用していることです。フランスの生化学博士が開発したそうで、作物の成長を自然に促したり、人間の寿命や健康にも良い環境に配慮した持続可能な食材として、今後世界各地へと広がりを見せる可能性があるそうです。また、アクアビオータは有機農法を超えたと言われる次世代のマイクロバイオーム農法で使用されており、東京銀座のフランス料理店「ロオジエ」で提供が始まったそうです。

編集人がこの記事に興味を抱いたのは、家畜の疫病(鳥インフルエンザ、豚コレラなど)の発生による大量の殺処分、かつてイギリスなどを中心発生していた牛のBSE(牛海綿状脳症)が、2001年に日本でも確認されたことなどからです。日本でも多くの特定保健用食品(トクホ;健康効果が表示できる)、栄養機能食品(必要な栄養素を補給)、機能性表示食品(健康の維持増進に特定の保健の期待)やサプリメントが販売されており、利用者や愛好家も多いようです。編集人の場合、免疫疾患のため主治医の指定した薬の効能との関係でサプリメント等の市販薬飲用は原則禁止されています。また、最近は食物アレルギーによるアナフィラキーショック(最悪死に至るケースもある)の研究も進んでおり、今後新たな食生活を始める必要があるのかも知れません。

まお、子供の頃、夏休みに母方の実家(東北の山の中で、隣家まで2km以上離れていました)で、出荷用でない形が不揃いのもぎたてのトマトやキュウリを近くの川(川幅は2mほどでしたが、すごく冷たい水だった記憶があります)で冷やしてからそのままかぶりつくと、不思議と土・空気・太陽を思わせる味(ワインの味覚に近い)がしたものです。