会食時の話題
2025年05月20日
ビジネス上で得意先と会食をする機会があります。もちろん仕事の委受託だけではなく人間関係構築にも役立つことの多い会食ですが、当然ながらビジネスマナーの延長線上にはふさわしくない話題を避けることも必要になります。編集人の場合は、まず第一に下見(実際に行って食事をしてみる)をして金額・雰囲気・席の配置・サーブ状況などを必ず確認してから利用するようにしていました。その理由は、相手が不快にならず気を遣わない範囲で楽しい時間を過ごして頂くための配慮とも言えます。そして当日は少なくとも招待する側は15分程度予約時間の前に飲食店に到着して確認事項を済ませ、招待される側であれば5分前程度に到着するとスムーズに会食をスタートさせることができます。
実際に飲食店に入店したら事前に参加者リストを基に決めていた席次にご案内して、ディシジョンメーカー同士が話をしやすいシチュエーションを考えておくことです。そしてビジネスマナーと言えるのか微妙なところなのですが、一番上座の方が着席するまでは他の方は待っている方が無難でしょう。そして会食が始まったら周囲の方(特に上座の方)に合わせて食事のスピードを合わせながら楽しく会話ができたら上出来ではないでしょうか。またその会話の中身は宗教・政治・家庭の話を持ち出すのは避ける方が無難です。編集人は会食中に仕事の話をすることは殆どありませんでしたが、極力相手の話題に沿った内容で簡単なエピソードなどを披露する(自慢はしない)ようにしていました。このように振舞うことで会食の効用が大きくなれば良いと考える程度でした。
またその後の二次会は相手の返礼の意味が含まれている場合があるので、相手のメンツを潰さない程度に「明日打合せがあるので〇〇時あたりでお暇(おいとま)します」と伝えておけばいきなり退席するよりはスマートです。そして「終わりよければすべて良し」との諺もあるようにタクシーで帰宅、翌日朝一番でお礼のメール・手紙を出していました。