台湾旅行記(鉄観音茶)
2025年07月11日
編集人は普段からコーヒーを愛飲しています。ただあまり胃が強くないため1日に2~3杯までと決めています。ある国際的な研究機関の発表によればコーヒー摂取量は1日2~3杯が適量でカフェインに換算すれば概ね400mgとされていますので、許容量の範囲内と言えそうです。さて今年4月に治療と療養を兼ねて家族で台湾(台北)に滞在してきました。その時に猫空という避暑地兼観光スポットに行ってきました。この場所は台北のMRT(地下鉄のようなもの)を使えば中心部から小一時間で到着します。そこからロープウェイで30分ほど乗ったところにこの猫空という場所があります。
勘違いしないように言えば、そこは猫がたくさんいる場所ではなくお茶の生産地です。また市内は25℃くらいでしたが乾いた涼しい風が吹き抜け体感温度は20℃以下で上着を着ていても少しひんやりとする陽気でした。そこにはいくつものお茶専門店が軒を並べており、お茶とお茶の葉を使った料理を頂くことができます。編集人は妻と2人(子どもは1人で九分など市内観光を楽しんでいました)で山頂の駅から徒歩15分くらいのところにある六季香茶坊という飲食店をバスで訪ねました。最初に飲むお茶を決めることになり、台湾ドル(NT)で500元の鉄観音茶を注文しました。そしてお店の方が台湾式のお茶の入れ方を教えてくださいました。
このお茶が編集人と妻のお茶の概念を根底から変えてしまうことになります。その土地の空気や気候との相性もあるのでしょう。先程の涼しい風と相まってこれまで経験したことのない心地よい香りと味が体の芯に沁み込んでいくように感じられました。ここで嗜んだ一杯のお茶が与えてくれたインパクトは想像以上に大きく、帰国してからもほぼ毎日その発酵茶特有の上品な香りを楽しんでいます。コーヒーは週末朝食時に、そして鉄観音茶は平日の午後に楽しむ新たな安らぎのひと時を与えてくれたことに感謝しています。