オフィス鴻

山形県の名産品

2024年07月16日

日本には約2万店のラーメン店があり、訪日観光客にも非常に人気が高いそうです。いまから30年以上前なら、日本人の「麺をすする文化(啜音)」は海外から敬遠されていましたが、啜ることで麺とスープが絡み合い香りや食感などのお互いの良さが引き立つことが日本食文化がSNS等で世界に発信される時代になりました。ラーメンもマーケット規模は5,000億円を超えるとも言われていて、全国各地にご当地ラーメンなるものが数多存在します。また、海外へと進出する企業も増え、現地では到底日本のラーメンとは思えないような料理もあるようです。

編集人は、企業勤めしていた時代の昼食や飲み会後に締めとして食することが多いラーメンですが、殆どスーツでは食べたことがありません。その理由は、上手に啜れない、汁が飛んでしまうなどでYシャツやスーツを汚してしまうことを嫌ってのことでした。今思い返せば、現在闘病中の難病の症状の中に嚥下障害・むせりなどがあったからだと思っています。ただ、日本蕎麦は別物で地方に出張に行くと必ず現地の蕎麦屋を探して、夜に予約して訪問していました。日本蕎麦の良いところは沢山ありますが、何といってもその香りと現地の酒蔵が作る日本酒との相性の良さ、そして地元のつまみを楽しめるところでしょう。個人的な好みで言えば、少し緑色がかった田舎風の蕎麦(最近は二八や十割は主流です)は、その地方の水と空気と土の香りが楽しめるので大好きです。

表題にある山形県の名産品と言えば、玉こんにゃく、果物、だし(野菜を細かく刻んだもの)、日本酒などたくさんありますが、山形県は2023年に「ラーメン県そば王国」として商標登録申請するほど、ラーメンも食文化として定着していると日本経済新聞にあり、人口1万人当たりのラーメン店数では1位が山形県、2位が新潟県、3位が秋田県だと言います。最近はラーメンも1杯1,000円を超えた手の込んだものが多く、昔ながらの志那そば(関東風の醤油ラーメンに近い)が懐かしく感じますね。