工場見学ツアー
2025年08月18日
編集人の居宅から数km離れたところに非常に有名な食品工場があり、CM等も多く放映されており社名を出せば多くの方がご存知の企業だと思われます。最近は工場見学ツアーが消費者の人気を集めているようで、無料で試食やお土産付きといったこともあるのか比較的高齢の方・子供連れの方に人気があると聞いています。実際に工場内には見学ルートが設けられている企業(工場)も多く、工場周辺の公共交通機関は混雑するだけでなく最近は見学者のマナーが問題視されることも報道されています。ご年配の方々にとって貴重な外出の機会でしょうが、年長者として見本となる行動をして頂ければと思います。
ご年配の方々の大きな特徴(全員が該当する訳ではないことをご承知おき頂きたく存じます)として集団行動時に気分高揚が齎すと思われる大声での会話があります。齢を重ねれば徐々に身体機能が低下することは人間として当然のことだと思いますので、せめてもう少し周囲への配慮をしていただければ「皆が気持ちよく過ごせるのにな」と思う場面に遭遇することが多くなりました。当然外出や知人との会話は精神的安定を与えてくれ健康増進に繋がると言われていますが、既に多くの団塊世代が後期高齢者となり現役世代との相互扶助関係が崩れるような国家の財政状況(特に医療・介護関連費用)になっていることを鑑みるべきでしょう。
つまり自分達だけが良ければ満足と言った時代でははないと編集人は考えています。既に「核家族」という言葉も古臭く感じられるほど日本の家庭環境が大きく変化していることも事実であり、今後ますます現役世代の負担は重くなることでしょう。今回は「工場見学ツアーに於ける年長者の振舞い方」について編集人なりの考え方を綴ってみましたが、自分達がもう少しすれば年金受給世代になることを考えると少しは現役世代への配慮もより必要となるように感じています。いずれにせよ人間性の問題が世代間格差を助長させることは避けて行きたいですね。