日本の飲食店経営
2025年06月25日
インバウンド需要で観光地等では訪日客でにぎわう店も増えているそうです。高級店やミシュランガイドに載っている飲食店ならばわかるのですが、最近はオムライスが訪日客のブームになっていたり、街中の中華店に行列(多くの国の方は行列に並ぶことは滅多にないそうです)ができていることも見かけるようになりました。日本的サービスの一例としておしぼりの提供や突き出しなどが挙げられますが、郷に入れば郷に従えの言葉通りその国の文化を少しであっても学んでおけば楽しい時間を過ごすことができるでしょう。もちろん適正価格内でのサービス提供が基本ですから、あまり目くじらを立てて騒ぎだす訪日客は迷惑千万だとも思います。
編集人は今から45年ほど前に当時の文部省の交換留学制度でイギリス・フランスのカレッジ(当時はまだ中学生でした)を訪問したことがあります。まだ満足に英語も話せない状態ですから街中に繰り出すのも一苦労していました。当時わずかに知識があったのは「チップ制度」と「レストランの席」についてでしたが、チップ制度は今やアメリカでさえ取り入れていないレストランも多くあります。たまたま1日休日があったため、襟付きの服とネクタイを着用してフランス・パリのレストランを1人で訪問しました。詳細は別として当時でもドレス・コードがあることは知っていたのでセーヌ川(あまり綺麗なイメージはありませんでした)沿いにある少し高級そうなレストランに入ることにしました。入り口で待っているとサービス・スタッフが入店させてくれました。
そして片言の日本語でメニュー内容(料理)を教えてくれたのです。なぜか無性に肉が食べたかったこともあり、当時では高価な部類に入るサーロインステーキとドリンクを注文しました。案内されたテーブルは人通りが見える外側のテラスでしたが、今にして思えばかなり上位の部類に入る席だったと思っています。食事と勘定を済ませて店を後にした後に周辺を散策したことは、今でもとても良い想い出になっています。