オフィス鴻

日本酒の輸出

2025年03月28日

日本各地には1,000軒近い造り酒屋があります。ここ数年大ブームを引き起こした旭酒造(山口県)が生産する「獺祭(だっさい)」の比較的容易に手に入れられるようになりましたが、特にその軽やかで料理の邪魔をしないことからフランスへの輸出が大きくなってきているそうです。今年に入って社名を獺祭にかえることで、新たな日本酒の普及とブランド化を図っているそうで、国内の蔵元が減少する中で日本のみならず世界各国へと販路を拡大することは、これからの日本酒業界が進むべき方向性を示したものだと考えられます。小規模な蔵元が多くを占める醸造元ですが、IT・SNS等で発信が簡単になったことも後押ししているのでしょう。

編集人も30歳のころに当時始まった「唎酒師」の第1回試験をうけましたが、その試験内容は販売社向けのものでどちらかと言えば香り・醸造法・味覚などワインに近い問題が多かったように記憶しています。実際に販路拡大のためには、現地で受け入れられるまで多額の投資とソムリエなどを招いて試飲会を開催することも必要でしょう。また、各国の食文化を研究して少量多品種生産することも、日本酒の発展には必要だと感じています。編集人は特にチーズと合わせることで和食とは異なった味わいを引き出せるため、欧米等を中心にこれからも日本酒の需要が高まっていくことだろうと考えています。

またラベル(ワインのエチケットのようなもの)も非常に個性的な日本酒も多く、今後10年くらいで輸出額が1千億円を超える規模になると考えています。編集人の恩師の実家も長野県の造り酒屋でしたが、20年ほど前に廃業しました。実際に杜氏の跡取り問題などがありますが、最近は醸造学科で学ばれた若い方や女性が後を継いだり新たな新酒づくりに携われるようになりました。多くは2月頃に仕込みを始め、早いものだと夏場の発泡酒や秋上がりと呼ばれる新酒になり、そのほかにも低温長期熟成したものなど日本酒特有の楽しみ方が冷燗ともにあります。