近畿大学のマグロ養殖
2025年03月26日
完全養殖クロマグロの生産に成功した近畿大学ですが、最近は漁獲量制限などで天然水産資源が回復していること、餌代が高騰していることなどから商業生産の採算ラインには乗らない状態が続いていると言います。当然、様々な技術等の研究は続けられているそうですが、需給バランスと品質が不安定で結果的に天然資源の回復が近大マグロの商業化を妨げていたようです。とはいっても、今後天然資源が増加する保証はありませんし、世界各国(特に中国)で和食ブームが起きており日本人にはあまりなじみのない新種の寿司などが好評を博しているそうです。近大の強みとして、研究費が大学と販売利益から捻出できることが挙げられますが、このような地道な努力がいずれ食糧危機から人類を救うことに繋がるでしょう。
近大マグロ以外でも、中山間地でチョウザメ(キャビア)やウナギ、トラフグなどの養殖・商業化に挑んでいる企業も多くありますが、先般もチョウザメ養殖に挑んでいた企業が倒産するなど、やはり天然物の供給次第では相対的に価格が高くなることがネックになっているようです。編集人は実際に近代マグロや養殖高級魚類を食したことはありませんが、ある程度(せいぜい2倍前後)価格が下がってきた段階で購入することはあるように感じています。飽食の時代と揶揄されて久しい日本ですが、このように地道な研究を続けられている方がいるお陰で、農産物等も新種が多く出回るようになりました。
例えばシャインマスカット、かんきつ類、イチゴなどがその代表格でしょう。実際に果物や米の海外への輸出量・額は年々増加しているといいますから、種苗法改正により他国に日本の技術が無断で流出しないようになれば、新たな農業の形が出来上がってくるように思われます。編集人宅でも、1房はかえなくてもバラ売りされているシャインマスカットは1粒500円程度で売られており、我が家の家計に見合った楽しみ方をしています。イチゴや紅まどんなももう少し安くなれば、多くの食卓で供されることでしょう。