オフィス鴻

COFFEE TIME(1,000円の壁)

2024年06月26日

日本独自の食文化として発祥の地とは異なる形で発展した代表的は食べ物の1つとして、ラーメンがあります。編集人は、外食時にラーメンを選択することは殆どありません。その理由は、スーツ・ワイシャツ・ネクタイ等にラーメンの汁を飛ばしてしまうこと、汗をかいたときに下着を替えられないことにあります。簡単に言えば、ラーメンを上手に食べられないだけのことなのですが。

以前は東京の環七通りにラーメン激戦区と呼ばれるエリアがあり、深夜から朝方にかけても行列が絶えない店もあったと聞きます。現在は、年に1~2回程度食べる程度ですが、最近は様々な営業形態や〇〇系と呼ばれるチェーン展開やのれん分けをした店舗も多くありますが、フレンチや和食の料理人が作る徹底的に材料等に拘った数量限定のラーメンもあるそうで、相応の値段(2~3千円程度)のものも少なくないようです。

ただし、ラーメン業界には1千円の壁という言葉があるそうで、昭和時代のラーメンはチャーハン、餃子等と並んで町中華のメインメニューであり、薄利多売方式であれば千円札1枚でお釣りが残る程度の価格設定が必要だということのようです。しかし、高級食材(タイ、のどぐろ、エビなどの海鮮や独自の出汁など)と作る手間を考えれば、1杯の単価×販売数で最終的に残る利益から逆算すれば、繁盛店になればなるほど限定数量に対する商品単価設定が高くなるのはビジネスにおける必然性のように思います。