新宿歌舞伎町周辺の客引きに騙され、ぼったくり店で高額料金を請求されるトラブルを耳にします。お酒に酔えば正常な判断ができないことも多く、ナンパを装った人物に声を掛けられて知り合いの経営するお店（一応見えずらいところに小さく料金を掲示しているらしいです）に連れていかれるそうです。もちろん、歌舞伎町での客引き行為は条例で禁止されていますが、客引きにはそれ以上の見返り（キックバック）があるため、抜本的な解決策は「安易に誘いに乗らない」ことでしょう。

さて、飲食で「会員制」とか「紹介制」のお店と聞くと、とても敷居の高い店だと感じる方が多いのではないでしょうか。編集人はご紹介してくださった方と初回はご一緒に、気に入れば次回以降は基本的に１人でお店に行くようにしています。一種のコミュニティである会員制のお店では、普段はお会いできないような企業経営者や著名な方がお一人でいらしたり、少人数の内輪のメンバーと来店されていることがしばしばあります。もちろん、非日常的なリラックス空間・時間を楽しまれていることくらいは編集人でも理解できますから、そこに無理やり仕事や人脈作りを持ち込むことは、相手から聞かれない限りは絶対にしませんでした。

そして編集人が大切にしていたことの１つに、お客様を含めたお店全体への気遣いがあります。そのお店の経営者から相応しいお客として接して頂けるようになると、編集人とお店の方などとの話に興味を持たれたお客さまの席に呼んでいただいたり、隣席に移動されてきてご一緒させていただくこともあります。一見難しいコミュニケーションスキル（相手の話を真摯に聴く、共感の姿勢、振舞い方など）が必要だと思われがちですが、相手の方のご好意を素直に受け取り、また嫌な思いをされないように心がけるだけでも、他愛もない雑談の中からだんだんと話題が拡がっていきます。この経験は、ビジネス上でも非常に役に立つ貴重な財産となっています。