高齢者が起こす問題
2024年04月25日
米ロズウェルパーク癌研究所を中心とした研究チームが、アメリカ、イギリス、ロシアに住む約50万人を対象とした調査で生物学的な年齢と回復力(臓器、細胞など)との関係性から人間の寿命は120歳以上(限界は150歳)という共同研究結果を発表しました。現在、世界での平均寿命は73歳前後(1950年代は47歳、恐らく戦争や感染症の大流行などの影響と思われます)と言われていますが、あくまで一般論として考えると「物忘れが増える」と感じる人が50歳代になったあたりから増加したり、命に関わる病気に罹患するリスクが高くなるように感じます。また、認知症の研究が進んで進行を遅らせる薬が認可されました。全世界での患者数は増加傾向にあり、異常な行動・言動をしていると本人が気づいていることは殆どないようです。
街中でも元気に歩く高齢者もいれば杖を使用したり歩行が遅い方もおり、施設に入居したりご自宅で過ごされたりと、その方の生き方の選択はそれぞれでしょう。編集人も、入院中には明らかに我儘としか思えない言動を看護師にぶつける患者(なぜか医師にはすり寄ります)や、駅員やバス乗務員など抵抗してこないと思われる職業の方に理不尽(料金を払わないなど)な暴力・暴言などを向けたり、赤ちゃんの泣き声に怒り捲ったりするご高齢の方を何度も見てきました。これは加齢に伴うある種の病的な性格変化によるものなのかも知れませんが、高い地位についていた方が自身の過ちを他人の責任にすり替えた池袋交通死亡事故など、なぜ晩節を汚すような行動をとるのか分からない部分も多いです。
なお、法務省の資料では、窃盗(万引き)犯罪が約70%と圧倒的に多いそうです。本来は後進の見本となるべき戦後生まれの高齢者は、少なくともいまの現役世代より遥かに良い経済下で生活を謳歌しながら財産を築くことがてきた世代です。たとえ生活苦などの理由があって犯罪に手を染める一握りの高齢者の存在は許容されるものではないと感じます。