日々是好日
2024年10月01日
「日日(々)是好日」とは禅の世界で修行僧が師匠から修行の際に与えられるお題のことで、1日に何度も繰り返される修行もあったそうです。その際に修行僧が答えた内容の1つが「日日(々)是好日」であり、つまり「毎日が良い日である」ことと言われています。編集人風に意訳してみると、「人生には色々と想うようにならないことがたくさんあるが、人生を鍛錬の場として考え、どんなつらいことでも自らの成長に繋がるという視点に立って行動すれば、これから先に起こることは全て良い日だと言える」となるのでしょうか。もっと深く考えれば、一部の宗教や信仰を除けば共通する部分があるのだと考えています。
全く異なる分野の話ですが、夫婦関係にもお互いを尊重する意識が足りないと離婚に至るケースが多くなるそうです。離婚する時点で妥協できないものとして、収入(生活レベル・金銭感覚等)、性格・価値観の不一致などが挙げられますが、最近は結婚そのものに価値観を見出せない方も居るそうです。編集人の20歳代の時には、結婚相談所(仲人役)へ登録するくらいしか出会いの場所がなかったことに比べれば、現在はSNS上のマッチングサイトで比較的相性の良い相手を探せる時代になりました。時折耳にする熟年離婚(定年退職・子供の独立と同時に主に妻から離婚を求める)も、普段のコミュニケーションで小さなすれ違いが溜まることで妥協限界を超えた結果であるとも言われています。
また、一般的なビジネスシーンにおいても、「上から目線で相手を見下す態度」「清潔感(高価なものでなくても良い)」「親近感の持てる立ち振る舞い」などが、その後のビジネスや転職に影響することは良くあります。いきなり身に付けられるスキルではありませんが、相手から信頼を得る行動が自発的にできるようになれば、社会人として相応のポジションや待遇に結び付くと考えています。中にはクライアント側から出入り禁止や契約解除を受けるような人材もいますので、反面教師にすることも大切だと思います。