仕事の優先順位
2024年12月20日
1日の仕事に優先順位をつける場合、人それぞれのやり方があります。通常の企業勤務であれば1日8時間+時間外勤務ということが多いのですが、編集人は最も生産性が高くなるように、年間To-Doリストと1日のスケジュール表を併用していました。実際には、通勤中にその日のタスクを確認してから、出社後すぐにその日で最も頭を使う業務についてタスクの洗い出し・下書き等を行い、午前中は前日に準備しておいた業務をこなし、午後は翌日の仕事の準備・他部署との情報交換・事業所往訪等に充てるという具合に行っていました。編集人にとっては、このやり方が最も効率的に仕事を進められるものでしたが、職務内容によっては優先順位が高く相応の工数を必要とする業務を1日のどこに入れるかで、その日の業務進捗度が変わってきます。つまり、どのタイミングで何の業務をするのかを通勤中にある程度決め込んでおく方法です。
特に重要なプレゼンや会議がある時には、起床後にシャワーを浴びながら1人想定問答を声を出して行い通勤時にまとめ上げておくことで、まだ記憶が残っている状態で臨むようにしていました。その後は、次の段階への準備を始めるタイミングを自分なりに作り出す(短時間でも良いので後回しにしない)ことで、関係者へのヒアリング・方向性の確認などを行い、理解の齟齬が起きて無駄な時間ややり直しの手間が無いようにしていました。このように毎日の習慣を少しづつでも続けていくことで、業務内容に対する取り組み方のコツなどが自然と身に付き、結果として殆ど定時時間内に1日の仕事を終わらせることができるようになります。
そのため、終業後は他社の方と情報交換する、気になるセミナーに参加する、書店で書籍をチェックするなど、新たなインプットの機会を得ることが出来るだけでなく、家族との時間を大切にすることにも繋がりました。これはあくまでも編集人が実践してきた一例であり、時間外勤務が多い従業員(残業稼ぎの面は否定しません)に対する人事考課にも応用ができる利点があります。