新・孤独のグルメ
2024年12月14日
松重豊氏が主人公(輸入雑貨商)を演じる孤独のグルメの特別編の放送がテレビ東京の深夜枠で始まりました。特別編では毎回ゲストが登場してこれまでとは少し異なる内容となっていますが、食へのこだわりと実際に存在する飲食店での撮影がドキュメンタリー形式で行われている点は変更していないようです。大抵、TV番組で放送された直後から一見客(といっても、食を楽しむ方)が増えて店舗が混雑することは他のグルメ番組と同じですが、1人でも食事ができ比較的手頃な価格帯で奇をてらっていない飲食店が対象と言った点では、行列が起きていない時間帯にお伺いしてみたいと思っています。
編集人も難病に罹患してからは、万が一の時に備えて自宅周辺の数店にしか1人ではお伺いしていません。また、家族と一緒に外出する機会があれば以前利用していた繁華街の飲食店に赴くことはありますが、混雑する時間帯・曜日を避けるなど極力お店側にご迷惑を掛けないことを心掛けています。必然的に駅ビルやホテル、専門店などに限られるのですが、他のお客様が不快だと感じるような言動(大声で会話する、子供が店内を走り回っても全く気にしない家族連れなど)をする方がいるところは避けます。せっかくの食事の時間を楽しむ余裕がなければ、単なる食に過ぎなくなってしまうからです。もし、小さな子供さんがいても親御さんがしっかり躾を普段からされていれば店の雰囲気を壊すまでには至りません。
さて、本論に戻りますがなぜ「孤独のグルメ」が人気作品として認知されているのか考えてみると、日本の一般的な家族でも気軽に利用できる点にあると思われます。出てくる料理も最初のオーダーだけでなく、他のお客様(おそらく撮影関係者でしょう)が注文した料理を見て追加していることが多く、また演出ではなくきれいに残さず食べきっている点も挙げられるでしょう。そのほか、時折2千円前後の単品料理を主人公がオーダーすることもありますが、それが店の宣伝とは別の次元にあることも好感する所以です。