オフィス鴻

移民の受け入れ

2025年03月03日

警察庁の統計で、来日外国人による犯罪検挙件数が増加していることが伝えられています。また、これまでは比較的日本人との相性の良かったベトナム人の犯罪件数が最も多いともありました。日本各地(特に首都圏および周辺部)でリトル〇〇(国名・人種名)といった地域が増えていること自体は今後の国際化の視点では良いことだと思われますが、安心が脅かされる事態となれば話は別です。そもそも論として、日本で働く方は非常にハードルの高い日本語での試験等に合格するか、経営者・学者等は長期滞在や永住することが可能でした。不法滞在者が犯罪に手を染める理由の1つに、日本語でのコミュニケーションが難しいことが挙げられていますが、逆にオーストラリアのワーキングホリデーで英語の離せない日本人が職に就けず、配給の列に並ぶことと根本的には同じことと言えるでしょう。

また、日本での就労ビザが変更になりましたが、送り出す国と日本側には専門ブローカーがいて、渡航者に対して法外な手数料(数十~数百万円)を支払わせる例もあるようです。結局は日本に来る前にきちんとした研修を受け、ある程度まで日本語が話せる状態にすることができれば、このようなトラブルも減少していくことでしょう。実際に、中国・韓国では経済不況と職がないことで他国へと向かう若者や富裕層が増えており、日本にくる方も増えています。日本人の特性として、排他的な側面があってもそのコミュニティに溶け込むことに成功している海外の方も多くいます。

閑話休題、「なぜカレー店は潰れないのか」「カレー店で働くのはネパール人が多いのか」について実際にカレー店を経営している方に話を聞いたことがあります。編集人は全く無知だったのですが、タンドール窯(ナンやタンドリーチキンを焼くもの)1器設置すると、4名の外国人雇用(料理人)ができると聞きました。真偽のほどは定かではありませんが、実質的な就業枠であることで、その権利を売買する者もいるそうです。