免疫疾患の研究
2025年02月10日
編集人が罹患している自己免疫介在性脳症とは、本来身体を守る役割をしている抗体が何らかの理由で自分の身体を攻撃してしまう病気です。未だに完解療法はなく、症状を緩和する治療や身体から免疫細胞を除去する血液浄化療法、IvIg(免疫グロブリン)、ステロイドなどで進行を遅らせる治療法が有効とされています。しかし、原因となる抗体を取り除くと感染症に罹患しやすく、薬の副作用も多いのが実態です。現代医学では、免疫は古くなった細胞を新しい細胞に作り替えるという重要な働き(サイクル)があるとされ、細胞を少しずつ若返らせることで身体が錆びていくのを防いでいると言われています。
しかし、加齢によって免疫細胞自体の働きが弱って切ることで、徐々にこの新陳代謝サイクルが上手く機能できなくなってくるため、場合によっては正常な細胞を誤って攻撃してしまうことが起こってくる仕組みが最新の研究で判明してきました。このことを「免疫暴走(慢性炎症)」と呼ぶそうで、急速に老化が進みガンや認知症を引き起こす原因とされています。また、原因となる免疫(抗体)も次々と新しいものが発見されていて、編集人の疾病原因である抗グルタミン酸受容体抗体による日本での患者数は数十~百人程度とされていますが、その他の抗体を合わせれば多くの潜在的患者がいると考えられています。特に40歳代あたりの働き盛り・子育てによる精神的なストレスが大きくなる時期と免疫機能が衰えてくる時期が重なっているため、知らず知らずのうちに病気が進行して来るそうで、まさに編集人に様々な症状が出始めた時期(ガン・脳症)と一致しています。
編集人は普段から最低週1回は2時間程度の運動を続けていましたが、結果的には様々なストレスが運動による免疫疾患予防を上回っていたのでしょう。今後、さらに免疫研究が進めば新たな治療法が確立されると思われますが、それがいつになるかは全く予測できません。そのため、極力周囲に迷惑がかからないよう気をつけて生活しています。