気まぐれな運気
2025年04月24日
旧来、日本では死に関する占いはタブーとされていた時期があり、人間の心が如何に弱いものかを感じさせます。また、様々な占い師がいて政治家や企業経営者などへ影響力のある方も存在しています。編集人は難病で余命宣告(5年後生存率)を受けましたが、一時期は受け入れられたと思っていても、あと1年を切った現在ではやはり不安に包まれてしまうことがあります。いわゆる頭では理解していても、心が不安で病んでいる状態とも言えそうです。そのため、現実を正しく受け止められる姿勢が重要だと思う反面、そのように思っていること自体が人間の生きざま、ビジネス、人間関係などに未練を持っている証拠であり、悪意のない他者へのねたみのようなものだとも感じています。
さて、編集人の中高生時代に「木綿のハンカチーフ」という曲が大ヒットしました。ちょうど、「泳げたいやき君(子門真人さん)」が流行していた1975年くらいだったと記憶しています。現在その曲を歌った太田裕美さんは、脳の重い病と闘病中だと伺っています。編集人は彼女の大ファンであり、当時はニューミュージックやシンガーソングライターというジャンルの楽曲として多くの歌手の方が活躍した時代でした。またあの歌声を生で聞ける機会があれば、是非コンサート等に行けるよう、編集人も頑張っていきたいと思っています。
その太田裕美さんの曲で「しあわせ未満」という歌詞の中にこんな歌詞が出てきます。「ついている奴 いない奴」「日の当たる人 かげる人」「おとこはそんな二通り」。この歌詞を聞くたびに編集人は自分の人生の一部を振り返るのですが、人によってこの歌詞の解釈は異なるでしょう。表題の運気も出自(しゅつじ)によって決まる部分は大きいと考えますが、他人を中傷したり精神的ないじめなどをする人と一緒にいるだけでも、自分の運気は下がるのではないかとも思っています。もちろん「運命」に対する哲学的な考え方は諸説ありますが、相手を思いやる気持ちはこれからも持ち続けていきたい編集人です。