日本の皇室
2025年04月22日
この地球上でエンペラー(皇帝)と呼ばれるのは、清国滅亡後は日本の天皇陛下のみだと言われています。その天皇家・皇族家(宮家)が後継者問題で様々な議論があったことで、旧皇族を再度宮家にしようと考えている政治関係者がいるそうで、日本の天皇継承問題について編集人なりに一般庶民の目線で考えを巡らせてみました。日本には皇室典範があり、これが憲法や法律と同じような意味合いをもって、日本の象徴である天皇制があります。多くの国民が普段は天皇家のことを深く考える機会はありませんが、時を遡れば神格化された時代が長く続き、第二次世界大戦後にはGHQにより天皇制廃止が検討されましたが、日本国民が天皇を崇拝していたことから現在に至っているそうです。
しかし、先述の天皇後継者問題では現上皇が年中行事の多さから体力的に厳しいと言うことで、現天皇へとその立場を譲り渡す「生前退位」を特例的に行いました。このあたりから、天皇承継権のある某宮家の勝手気ままとも思える発言・行動が、国民から大きな不満や失望を招く一方、現天皇・皇后への国民に寄り添った行動などが賞賛されるようになってきていると感じます。皇族の言葉には、皇族としての立ち位置・窮屈さなどが込められていると理解できる部分もありますが、やはり崇拝の対象とならない方も中にはいらっしゃるようです。もっと率直に言えば、品格・人格に乏しい方には皇位継承して欲しくないのが、多くの国民の本音ではないでしょうか。政治家である内閣総理大臣と明らかに異なるのは、この点だと思っています。
なお、昨年から宮内庁が皇室専用のSNS発信を開始しました。編集人が子供の頃は日曜日の午前中に皇室の方々がどのような行動や考え方をしているのかというTV番組がありました。現在も続いているのかは不明ですが、身近に天皇家を感じられる貴重な機会とも言えます。見えない力に導かれて皇室の一員となられたことを考えると、その責務の重大さとともに人間としてある程度の自由も必要ではないかと感じます。