オフィス鴻

成功者の言葉に学ぶ

2025年04月26日

編集人は、時折近所の書店(駅前施設にある大型店)を訪れ、自分の仕事とはあまり関係のないジャンルの書籍を購入しています。最近はAmazonや楽天で購入することも多いのですが、やはり書店で現物を手に取ってみると「何か感じる」ものがある本に出合うことが出来ます。実際には1回目ですぐ購入することは滅多になく、必要と感じた時まで待つようにしています。その理由は積読(つんどくだけで読まない)書籍が増えてしまうと、編集人に割り当てられたスペースがすぐ満杯になってしまうからです。1年に1回くらいは書棚の整理をして、数年読んでいない書籍を処分するのですが、どうしても捨てるのは忍びなく感じるものです。

さて、そのような購入書籍の中でも哲学思想や成功された方の文庫本は滅多に処分することはありません。仕事に行き詰まりそうになった時、家庭内で相談したい時などは書棚から引き出して前回付箋を付けたところを中心に読み返すと新たな発見があるからです。もっと簡潔に言えば「昨日までの自分」と「今の自分」は、少なくとも同じではないと思っているからです。特に成功者の思考や、1日1話と言った書籍には、編集人が新たな自分に成長するためのエッセンスがたくさん詰まっているようです。最近読んだ文庫本では丹羽宇一郎氏著の「人間の器」という本を繰り返し読むことが多いです。因みに丹羽氏は伊藤忠商事のトップを務められた方で、民間人初の駐中国大使になられました。

その他には、田坂広志氏や松下幸之助氏の書籍を好んで読んでいます。田坂氏は子供の頃に大病を患っておられますが、その思考や仕事の仕方など随分と参考にさせていただきました。また松下幸之助氏は言わずと知れた松下電器産業(パナソニック)の創業者ですが、近江商人的な「三方良し」の考え方は現代の企業経営にも通じることがたくさんあると考えています。考えようによっては、自社利益を優先しがちですが売り手・買い手・世間との関係は長くビジネスを続けたいと思えば、商いの基本だと思います。