オフィス鴻

日本の七二侯(小暑)

2025年06月03日

小暑は大暑に1つ前の季節であり、7月中旬~下旬にかけて梅雨が明けると本格的な夏シーズンに突入します。学校も夏休みに入り、家族で過ごす時間も増える時期でもあります。編集人が子供の頃にはまだエアコンの普及率も低く、道路に打ち水をしたり縁側(編集人宅はマンションだったためベランダに椅子を置いて代用していました)で風鈴の音を聞きながら少しでも涼しく過ごすようにしていました。また最近は殆ど見なくなりましたが暑中見舞い(残暑見舞いは立秋以降)が届くのもこの頃からです。昭和時代の子供の好物と言えば瓶に入った乳酸菌飲料(カルピス)で、編集人は少し濃いめにして頂いていました。

この時期に早めに宿題や自由研究(モノ作り、調査、日記など)を終わらせておけば、残りの夏休みは安心して過ごすことが出来ます。反対に8月30日頃まで手を付けないと親に手伝ってもらうこともあったのですが、最近は宿題も少なくなっているように伝えられています。それだけ子供自身が塾や課外授業等で忙しくなっているのかも知れません。編集人の子供の中学時代に夏休みには遊び惚けて明日から二学期という直前に編集人が宿題・課題を手伝った記憶があります。それだけではなくその課題が学校内で金賞を取り文化祭等で掲示されたことがあり、何となく複雑な思いをしたものでした。

最近は殆ど見ませんが「迎え火」では精霊馬(キュウリやナスに割り箸を刺したもの)を作り祖先の霊を迎える習慣がありました。またナス・キュウリ・ピーマン・トウモロコシなど以外にもゴーヤや冬瓜が美味しくなる時期です。因みにトウモロコシのヒゲと呼ばれる部分を揚げても美味しくいただけます。正確にはめしべ(絹糸)なのですが、1粒に1本生えており付け合わせや料理の上に載せると少し食欲をそそるようです。