オフィス鴻

タクシー料金

2025年06月28日

先日編集人が頻繁に利用する地元のタクシー会社の乗務員さん(これまで何度もお世話になっています)と、ある高齢者とのタクシー料金トラブルの話になりました。編集人は一時期タクシー事業者のM&Aアドバイザリー契約を締結した経験があり、通常の方よりは若干タクシー事業に関する知見があります。日本のタクシー業界は国土交通省が運賃認可権限を有しており、殆どが時間距離併用制(一部は空港等への固定料金もあります)を適用しています。この方式は走行距離(基本料金+走行料金)と稼働時間(信号待ち・渋滞等)によって料金計算するので、その日の交通状況によっては例えば通常1,000円の移動でも時間制料金が加算され1,100円になることはよくあるそうです。

編集人の場合は運送業界(特にトラック輸送事業)に長く携わっていたため、乗務員さんには「無事故でお願いします。ルートはだいたいこの道でお願いします。」と伝えるようにしています。最近の車両はカーナビやアプリ配車などが一般的になっているため、乗車時に利用者に「どのルートを使いますか?カーナビに従って良いでしょうか?」と聞くことが多いと言います。それでも一部の高齢者に多いのが「勝手に遠回りされて料金が高くなった」とクレームをいれることがあるそうです。大抵クレームを入れるのは比較的元気な男性で、タクシー乗務員の方に「自分は〇〇会社で役員をしていた。自分が間違っている訳ではない。」と頑なに責任を乗務員に押し付ける方が多いと言います。

さてこれが日本だけのことかと思いきや、海外でも老害と呼ばれる行動があるそうです。これは編集人も良く経験するのですが、病気で体幹障害があり立つことが不自由なのですが優先席(指定席ではありません)に座っていると、高齢者から理不尽に病気だから無理と答えても「席を譲れ」と何度も言われることがあります。こんな高齢者のために現役世代がなんで高額な社会保険・年金を負担をする必要があるのかと思いたくなりますね。