オフィス鴻

日本文化を理解する

2025年06月04日

良く言われることに「日本人は6~10年以上英語学習をしているのに話せる人が少ない」という説があります。編集人が共通一次テスト(現在のセンター試験に相当)を受けた時には英語のビアリングテストはなかった記憶があります。最近は受験方式も大きく変化しているようで、英語に限って言えばセンター試験は英語の読み取りを重視した出題、共通テストは英語の聴き取りを重視した出題とも言われているそうです。その他の学科でも出題方針は少しずつ変化をしているようですが、最終的には何を持って将来性を判断するのかと言う点が重要であり暗記重視の受験が現在も存続していることは事実でしょう。

どちらの試験も難易度は年度によって変動するため単純比較はできませんが、センター試験よりも共通テストのほうが思考力・判断力などがある点では全体的に難易度は高めのようです。編集人もアメリカを含めて数十回海外に仕事・バカンスなどで訪問しましたが、最低限の意思疎通と現地文化を理解して行動していれば難しい英語を習得しておく必要はないように感じました。つまり高校生まできちんと英語学習しておけば日常生活には殆ど困らないと考えており、もしわからなければスラングを使わない範囲で誰かの助けを借りることで済むケースがあると思われます。反対に全てを自分で解決しようとすればネイティブ並みの会話力は必要でしょう。

また英語学習とは異なりますが、職場内で他人に聞くこと・教えてもらうことが苦手な従業員を見かけることが多くあります。もう少し突っ込んだ言い方をすれば「自分の意見を主張(排他的思想ではありません)する力」をいかにして養うのかは、出身国(地)の文化的背景を正しく理解することから始まるように感じています。編集人の部下であった従業員の中に自分のミスが指摘されないように隅に隠れているようなタイプの方が何人もいました。その人々に共通していたのは、自分の考えを正しく表現できないことだったと今でも思っています。