オフィス鴻

コーヒー豆の不作

2025年07月18日

世界的な異常気象でコーヒー豆等の価格がコロナ禍以前の2.5~3倍程度にまで高騰してきました。そこに円安・家賃・水光費・人件費増等が重なり喫茶店経営にも大きな影響を与えています。以前にこのブログでもコーヒーをとり上げましたが、定年退職後に飲食店を開店する方は一定数います。ある調査機関によれば3年以上経営を続けられる飲食店は3割程度で喫茶店というカテゴリーで言えば約40%が赤字経営となっているそうです。編集人も定年後に小さな飲食店を開業する夢をもっていましたが、飲食店のプロデュースをしていくうちに大変厳しい業界であることを知っていたため現在の仕事を体調を鑑みながら続けています。

最近はコンビニエンスストアで1杯100円程度のコーヒーが販売されており、大手チェーン店でも300~400円前後の価格設定がされています。編集人は近所にある某チェーン店に月1回程度行っていますが、良い意味でメニューが変わることがあります。つまり他店との差別化策の1つとして商品のラインアップを顧客が飽きないようにしているのだと思います。またコーヒー以外の商品も多いのですが、敢えて言えば長時間PCとにらめっこする客が多いことはマイナス点でしょう。店側も様々な対策(お声がけなど)をしているのですが、低価格店ほど長居する客層が多いようにも感じます。換言すれば民度の低さが表れているのかも知れません。

そして出張先等でまた行きたくなる喫茶店(敢てコーヒー店とはしませんでした)を見つけると、非常に幸福な気分になります。それが例え1杯1,000円以上するとしても通常はなかなか自宅では飲めない高級・希少品種であれば、その飲食店にとって大きな差別化要因になると考えています。因みにもし1時間その店で様々なこと(考えること・楽しむことなど)に価値を見出せたとしたならば、その飲食店の訴求要素が顧客満足度(CS)として価格に反映されていると思われます。まずは何でもよいので新たなことにトライする姿勢があれば、きっと仕事・人生の糧になるでしょう。