オフィス鴻

藤堂高虎の名言2

2025年07月02日

企業や組織に所属していると、様々な方々との関係性を大切にする必要があると編集人は考えています。例え相性の悪い方であっても、その方から学ぶことは必ずあると考えます。良いことも悪いことも普段から人間観察をしていると「自分にはここが足りないんだな」とか「あの方のあの言動は慎もう」など、普段から色んな事に目を配り心を配る事をしていればマイナス感覚だけでストレスを溜めることも少なくなります。高虎はそうした人はいい事があれば普段の行いがいいからだと褒められること、逆に悪い事があってもあの人で無理なら仕方がないと噛みつかれないことを十分に分かってからでしょう。

2つ目の言葉は「常に心配りをすること」です。先述のように現代でも十分に活用できることで「よきにつけあしきにつけ外聞が良いことは1つの徳である」という言葉がそれを具体的に表しているように感じます。人間には108の煩悩があると仏教の教えにありますが、現代社会においてもやっかみや誹謗中傷されることはあります。特に組織内であれば成功・出世などが相当するでしょう。なんであの人だけが優遇されるのかと考えてみると、自分自身に足りないことに気付くことは良くあります。またどうみても「運」だけで出世したと周囲から思われている方でも、祖先が徳を積んでいた結果なのかもしれませんね。

この徳は祖先が残してくれた大切な遺産だと考えられますから、本人の人間性などに問題があってもただそれだけのことと受け止めれば良いと思っています。編集人は世の中の人全てが公平であるとは考えていません。むしろ不公平の方が多いような気がしています。努力しても報われないことは沢山ありますが、他人との比較を止めてみると違う光景が見えてくると思っています。家族がいることなどはその典型的な例で、特に妻・子供・親・兄弟姉妹を大切にすることが周囲の方に「徳」が巡ってくると考えています。