オフィス鴻

藤堂高虎の名言3

2025年07月02日

物事は成功する事よりも、いざ失敗してしまった時にどのような行動をするのかがその方の人間性が大きく表れる場面だと感じています。編集人も某有名企業の幹部に対するプレゼン等を行うことが多くありました。編集人が正直苦手にしていた方(現在ではパワハラと呼ばれるような行為です)の中には、最終的に業務上横領で全資産と会社という大きな後ろ盾を失った方がいます。またプレゼン・懇親会等ではまず相手の話を聞くことに集中していました。そうすることで徐々に相手の方に対する自分なりの接し方が出来上がってくるのです。もちろん世の中にはどんな物事でも絶対はありません。

3つ目の言葉は「出陣する時には、敗戦の覚悟をする必要がある」というもので、敗戦したときに事前に準備を怠っていなければ狼狽えることがなくなるという意味だと解釈しています。編集人は40歳代半ばから仕事の特性上、新規事業・事業所改善・M&A・新インフラ開発等に経営者直下で携わってきました。もちろん全てが満足できる結果という訳にはいきませんでしたが、経営者からは全案件に対して合格点を頂くことができたことは幸いでした。

最も大切にしていたのは従業員との人間関係構築でした。そのためどの企業でも必ず年1回は全ての事業所を丸1日かけて訪問していました。その理由は1~2時間大名行列のように往訪しても、現場の声を拾い上げることは難しいからです。もう1点は撤退基準を決めていたことです。一般的に単年度黒字化・システム開発導入等のKPI設定は行われますが、編集人の場合は経営層とそのほかの定性的事項についてもリスクを開示していました。結果的に奏効したことには多少の自信が着いたのも事実です。