オフィス鴻

藤堂高虎の名言4

2025年07月03日

このブログでもビジネスの進め方等では正しいのか正しくないのかをきちんと考え対応することについて私見を述べてきました。簡単に聞こえますが意外と難しい事が多いことは読者の皆さんんも感じることがあると思っています。藤堂高虎の時代は戦国の世ですから突然家来に裏切られることも沢山あったように思われます。因みに現代社会においては家来とは言いませんが、部下・家族などが該当すると考えられます。流石に下剋上はありませんが、社内派閥闘争などが相当するでしょう。

4つ目は部下の失敗・言動に対して余り小さな事に目くじらを立てずに見逃しても、最終的には自分が責任を負う覚悟があるのかという意味で解釈している「家来に情けをかける」ことが大切であり、万が一トラブルが起きれば巻き込まれてしまった自分の力量不足と不運を認めることだと考えています。細かなことや過去の出来事をくどくどと言うような上司であれば、部下は失敗やミスを恐れて事実を隠蔽したり、さらに失敗の傷を大きくしてしまうリスクが増えることでしょう。逆に広い心で接することが出来れば、当該従業員も過去の過ちを悔い改めてくれる可能性があります。

編集人も実際に監査部門で発見できなかった不祥事をいくつも担当した経験があります。多くの場合会計・経理に絡むものが多いのですが、関係者(周囲の従業員)は普段から罪の呵責を感じて息苦しい思いで職場にいることが多いようです。当事者に懲戒処分を下すことはそんなに難しくはありませんが一事不再理の原則があるため、その後どのようにしてトラブルを起きない組織・人員体制にするのかが重要でしょう。編集人の上司(社長)はそのあたりの匙加減が絶妙でしたが、情けのかけ方は人間性が良く表れるように感じています。