日本の七二侯(処暑)
2025年08月22日
処暑は残暑がまだ厳しいものの、夏の太陽の勢いが徐々に鎮まり朝晩は過ごしやすくなる時期といわれています。朝夕には涼しい風が吹き夜には虫の根く季節であり、本格的に秋の気配が感じられるようになります。京都には貴船神社の総本宮があり水占いや縁結びのパワースポットとして、四季折々の風情を感じられるため多くの観光客が訪れます。その他にも鴨川沿いには川床が設置され、納涼と京料理などを楽しむこともできます。ただ季節的に台風等の自然災害が発生する二百十日(立春から数えます)とも呼ばれており、しばらくすれば収穫の時期を迎える感謝とともに、自然災害が心配な時期でもあります。
秋の味覚と呼ばれる作物も収穫される時期で、果物では無花果(いちじく)・葡萄(ぶどう)など、その他では酢橘(すだち)・かさご・いわしなどが食卓等に上がります。その他にも花火や祭りが開催されています。少し話題は逸れますが日本三大祭り(神田祭・祇園祭・天神祭)や日本三大花火(大曲・長岡・土浦)があり、その選定方法に関して編集人は知識がありません。
因みに祇園祭は7月に行われ、祇園囃子とともに京都は祇園祭一色になります。祇園祭は八坂神社の祭礼で千年以上の歴史があり、にぎやかな山鉾巡行や宵山(会所飾り)がメインでしょう。編集人も転勤で家族で大阪に引っ越していた時期があり、関東とは異なる文化に見入ったものです。郷に入れば郷に従えの諺の通りその土地の文化を楽しめれば良い訳で、旅の恥はかき捨てとならないよう節度を持って観光したいものです。