LQ(好感指数)
2025年09月08日
Likability Quotient(LQ)とは人生のすべての領域における成功の強力な予測因子であるとの説があり、表題にもある通り好感指数とも呼ばれています。具体的な例を挙げると人間同士の結びつきの傾向として、思考や興味が共通にあれば強くなると言うことです。言葉を変えればユーモアセンスを持ち合わせたり他人の話に傾聴できる能力とも言えます。これまでに挙げてきた非認知能力でも自信の内面と向き合う対自力や他者との関りである対他力は後天的に獲得することも可能とされていますから、LQについても客観的な視点を持てるならば現代社会で能力を発揮する機会になるとも考えられています。
もう少し非認知能力に触れていくと、前向きで積極的な姿勢、気持ちを切り替える、チームの一員として行動できることなどは、社会に於ける人間関係をスムーズにするための潤滑油的な役割を果たしているともされています。一方すぐに結果が出ない時でも諦めず腐らずに取り組んでいくことで、価値観や信念と言った自分自身をコントロールする術を身に付けることも可能とされています。とはいえ全て自分中心の考え方をしていては周囲からマイナス評価をされることがありますので、適度な距離感や他人を敬う姿勢が大切なことに変わりはないでしょう。つまり本人次第と言うことですね。
実際にいくらIQが高くても周囲との協調性に欠ける方もいます。実際に編集人の周囲にも様々な価値観をもたれた方や境界知能と思われる方など、他者と強調することが困難な方も数多く見てきました。その時に感じたのは日本語では「類は友を呼ぶ」と言われる似たような思考・趣味を持った方とは結び付きやすいこと、および自分自身の心を開けないと他者との関係性を苦痛に思ってしまうことでした。言うは易い行うは難しですが結論的には社会と一切かかわりなく生きていくことは困難ですから、自分をあまり飾ったり偽ったりせずに個々人の価値観・思想に基づいたそれぞれの判断を優先することが大切だと感じます。