COFFEE TIME(対馬仏像の返還)
2025年09月26日
2012年に韓国の窃盗団が対馬にある観音寺から、長崎県の有形文化財である観世音菩薩坐像が盗み出す事件がありました。今年5月12日に韓国から返還されたのですが、韓国の浮石寺が倭寇が不法に持ち出されたものとして所有権を主張して裁判を起こしていました。韓国の最高裁が観音寺の所有であると言う判決を下したことは、ここ数年日韓関係が冷え込んでいた中で至極まっとうな判決だと改めて感じます。
韓国が様々な形で反日運動を行っている中での出来事でしたが、国民性の違いもあり浮石寺の一方的な主張は日本人にはありえない行動と映っていたように思います。さらに3Dスキャンでレプリカ(複製)を作成する、法要を行いたいなどの行動をとるお国柄であることが改めて世の中に知れ渡ることになりました。編集人は数度の渡韓時に現地の良い方、悪い方の両方をみてきましたが、成熟した社会には文化の力の差が影響していると考えています。隣国ですから、国際ルールを尊重して仲良くできるに越したことはありませんね。
しかし日本の諺にある「仏の顔も三度まで」が現実になったとしても致し方なしとも感じています。