定期訪問診療
2025年09月03日
編集人は毎月1回、大学病院に定期通院しています。その他に年数回の経過観察(悪性腫瘍等)・入院治療、そして発作時の緊急入院などを含めれば1年間の3割程度は大学病院と何らかの関りがあることになります。屋外で意識を失うことも増え、そのたびに救急車を要請することも憚られるようになり定期訪問診療を受けることにしました。編集人が罹患している難病(自己免疫疾患)は専門医でも一般的な治療処置法しか知らない非常に珍しいタイプと言われ、実際に確定診断に至るまで約10年の歳月を要しました。日本全国でもまだ2桁台しか当該疾患患者はいないともされています。
さてそのような経緯から自宅に往診してくれる医療機関を探していたのですが、先日編集人の居宅近くに訪問診療を行っているところを見つけさっそく電話してみました。この医療機関には大学病院等の専門医が10診療科・12名の医師・訪問看護師が在籍しているということで、病名を告げこのような症状が出ているとお伝えしたところすぐに専門診療科の医師から電話を頂きました。その対応に非常に安心感を覚えたことから大学病院の主治医・家族とも相談した上で、月2回の定期訪問診療を受けています。緊急性が高い場合には往診してきてくれますし、重症の場合は連携医療機関への紹介もしてくれるそうです。
そして何より決め手になったのは、「たとえ病を抱えていても思い出のいっぱい詰まった家で、日々の暮らしを大切にしながら穏やかでその人らしい時間を過ごすことができる医療の形」という理念に共感できたことです。実のところ最初は看取医を探していたのですが、毎月2回医師・看護師が自宅まで訪問してくれることほど心強いことはありません。普段はセキュリティー会社へ緊急連絡して支援をお願いしており、高度な専門的治療が必要であっても主治医のいる大学病院へと救急搬送してもらえるとは限りません。主治医と並行して在宅医療を受けられ、普段の体調管理は在宅でで出来るため負担の少ない療養生活ができるようになりました。