オフィス鴻

延命治療と終活

2025年10月17日

編集人は今年に入って今後の人生を考えさせられる入院生活を2回経験しました。そのうち1回は在宅医療の医師・看護師が自宅に訪問してくれた際、編集人の様子がおかしいことに気付いてくださり、その場で救急車を要請してくださいました。また編集人は予てより妻・子供にこれから遠くない将来に迎えるであろう死について「延命治療は人間の尊厳と残された家族に迷惑とならないように考えているから、できる範囲で尊重して欲しい」と伝えてきました。しかし実際にそのような状況を目の当りにした時に家族がどのように考え感じるのかは、その場になってみないと分からないとも思っています。

家族との会話の中で伝えているのは、看取ることが出来なくても良いから自分達の時間を大切にして欲しいことと編集人ができるだけ楽な状態にして欲しいという2つだけです。実際に過去の入院時には恐らく臨死体験であろうとの経験をしたことがあります。一般論として三途の川を渡る、お花畑にいる、幽体離脱を経験するなど、現在の医学では科学的に証明されていませんし、その様な情報が編集人の記憶に埋め込まれていたのかも知れません。編集人はまだ心停止は経験したことはありませんが、呼吸停止状態には何度か陥ったことがあり、その時に前述のような不思議なことを感じたのも事実です。

偶々救急搬送され、救急救命治療を医師が施してくれたことには大変感謝しています。しかし入院を重ねるたびにこのような経験が積み重なっていくことは、編集人の心の変化として延命治療や終活に大きな影響を与えています。特に印象的だったのは、まだ意識が戻っていない時にせん妄(幻覚・妄想)が表れたと考えられると医師から告げられた時でした。実際には起こっていないことを記憶として認識していたり、病室の壁にUFOのような光が発現したりカーテンに般若心経のような漢字が見えたりしました。いずれこのような記憶が科学的に解明される日がくると思っています。