オフィス鴻

アメリカ野球殿堂

2025年11月22日

日本球界・MBLで大活躍したイチロー選手が、米国野球殿堂入りしたことが報じられました。イチロー氏は現在マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターという要職に就いていますが、表彰式典での19分間のスピーチには同氏の人間性が良く表れていたように編集人は感じています。その主旨は母国後ではない英語で異国の壁を越えることの大切さを伝えたとされており、さらにジョークを交えつつ自分の言葉で伝えた点にアメリカでの評価が高かったと言います。また妻(福島弓子さん)による英語表現や構成能力に対して深く感謝しており、人柄を感じさせるものでした。

その背景には常人とは思えないような野球に対する努力があり、実際に試合に臨むにあたっては気が遠くなるほどの他人からは見えない準備を行ってきたと言われています。どんなプレーであっても決して手を抜かず、日々自分自身を律していく姿勢には尊敬を覚えます。編集人はこれまで何かに理由を付けて、今日は休んでしまおうとか自分に妥協したくなることがありました。もちろんイチロー氏と比較することなどおこがましいのですが、編集人も効率化よりも死に物狂いで仕事に没頭した時期がありました。結果的に日々の活動の積み重ねが、後日プラスになったと思えた記憶があるのです。

編集人が行動するにあたって最も大切にしてきたことに、事前に徹底的に考えること、かならず起きている事象を現場目線で見ること、嫌われても企業にプラスだと判断すれば行動に起こすと言ったことが挙げられます。決して順風満帆な社会人人生だったとは思っていませんが、それでも70%くらいは悔いのない時間だったと認識しています。特に逆風が吹き荒れる中で人に騙されるといった経験をしたことは、逆説的に他人の弱さを知ることに繋がってきたと考えています。時に大きな批判を受けたにしても、徹底的に考え抜いたうえでの行動の尊さは今でも大切にしています。