オフィス鴻

COFFEE TIME(AI語学学習)

2025年10月26日

スマホ等で生成AI技術(人工知能)を活用した語学学習アプリを目にする機会が多くなりました。これまでは生成AI技術が完成形には至っていないことから、まだ講師を交えた英会話教室を利用している方も多かったようですが、やはり相対的な料金の高さがあったように思われます。実際にAI技術を使った受講は月額4,000円程度からで、一般的な対面・リモート式語学学習は人件費上昇などから10,000円程度が相場の様です。その背景には人件費・福利厚生費・交通費・施設費などの負担が無く、さらに同時に複数の生徒が利用できる点などコスト面の優位性があります。

もう1つはシチュエーションに合わせた利用方法が誕生し、そこに生成AIの不自然さが改良された背景があると考えています。具体的にはある領域・カテゴリーに特化した会話トレーニングが行えること、リモートや移動時に活用できること、そして多言語対応が拡がっていることなどが挙げられます。そして対人レッスンでは躊躇われがちな間違いを気にせずレッスンを受けられることも、日本人特有の英語学習が身に着かないと言われる点を解消できるでしょう。実際に翻訳アプリが普及したと言えども、海外や外国人と言語でコミュニケーションを取ることはお互いの距離を縮めることに効果的だと思われます。

編集人も英語でのコミュニケーションはある程度できますが、やはりビジネスシーンで重要な時には必ず通訳を介するようにしています。最近中国語(台湾;マンダリン語)とスペイン語の学習を始めましたが、基礎的な文法・語彙を学んでからAI学習を始めようかと考えています。ただしサブスクリプション主体の学習アプリですから、どれだけ集中的に学ぶのか、却ってコストが高くならないのか等しっかりと下調べすることが重要だとも考えています。結論的になりますが言語学習に限らず目的がなければ長続きしないので、流行に飛びつくのではない選択眼を磨きたいものですね。