オフィス鴻

中国C919旅客機

2026年03月07日

世界の航空業界で中国および一部周辺国を除いて国産機と呼ばれていたC919型機は、事故の多発・故障、納入実績の少なさ、稼働停止機体が共食い整備(部品取り用の機体)などで航空業界から静かに消えようとしています。同機開発を主に担ってきたCOMAC社(商用航空機公司)の正確な業績は不明ですが、先述の状況が本当であれば安全性・運航効率・コストなどの面でボーイング社やエアバス社との競争に負けたと言うことでしょう。中国と言う国の特殊性が関係していることを承知の上で言えば、国産機と言えども海外の部品を使用しなければ完成機とならない事実でしょう。

もちろん開発資金は国家が負担していたとされていますが、中国幹部の汚職は非常に懸念するべき状況にあるようです。つまり汚職と開発コスト不足によって、本来事業性に充てられるべき資金が枯渇したと考えることができます。ここまでは非公開情報であるものの、もし本当の部分が多く含まれていたとすれば一種の国家ぐるみのプロバガンダとも言えるでしょう。実際にここ30年程で急速な経済発展を遂げてきた中国ですから、航空機製造技術が高くなっていることは確かでしょう。そのような政治的な失敗を企業や従業員のせいにしたとすれば、有能な技術者が海外に流出しているのも頷けます。

しかし第二期トランプ政権が実施した中国に対する施策では、主に技術者・研究者が政府機関・シンクタンク等から追放される事態へと発展しています。国防・安全保障上の観点としては当然の政策のようにも見えますが、やはり技術流出を恐れているアメリカの姿が浮き彫りになります。日本でも中国・韓国企業による技術盗用事件が多発したことを受けて、種苗法を始めとした多くの法律が改正されました。それだけ本物の技術とは長い時間と忍耐・努力の上に発展するものであり、失われた30年とも揶揄された日本が現在経済大国として復活しているのも地道な努力の結果だと感じますね。