オフィス鴻

アメリカ1セント硬貨

2026年03月18日

アメリカ政府が発行している1セント硬貨(日本円で1.5円程度)が、昨年11月に最後の鋳造(製造)を終えたと報道されていました。因みに1セント硬貨1枚の製造コストは約4セントだそうで、日本の1円硬貨は約2円程の製造コストがかかっているとされています。日本では未だに現金決済が主流ですので、現時点で1円硬貨製造中止の予定はないようですが、いずれはそういった日が来るのかも知れません。その他では世界で最も効果だと言われる500円硬貨は造幣局等から製造原価が公表されてはいなにのですが、推定では数十円程度ではないかと言われています。

日本で500円硬貨が誕生したのは1982年ですから、既に市場に流通してから40年以上経過しています。しかし自動販売機等で大韓民国の₩500硬貨(当時の価値で50円程度)が自動販売機等で不正に使われた事件が発生しました。そのため造幣局では常に改良を施し、現在作成されているものは2021年から流通しています。また自動販売機製造会社等では不正防止のために、新たな技術を開発しています。確かに現在の500円硬貨をよく見てみると、当初に比べて様々な工夫(淵の加工・材料比変更など)がされています。偽札と同様にいたちごっこの様相ですね。

カナダやスウェーデンなどでも少額硬貨製造を中止したケースはありますが、小売業者にとっては販売価格戦略や決済方法変更などに対応する措置が講じられてます。しかし実際に世界中のいたるところで電子マネー・クレジットカードなどが使える訳ではありませんから、今後の技術発展だけでは解決できない課題のように感じています。確かに製造コストだけを見れば廃止の方向に進むものと思われますが、編集人が子供の頃にはバスや電車の料金でも5円硬貨が使用されていた記憶があります。またクレジットカードを保有できない人々へのお釣りなど、課題は多そうですね。