オフィス鴻

日本の文化を伝える(1)

2023年06月12日

編集人は、現代日本の「おもてなし」の文化・精神は、神道と武士道が深く関係していると考えています。海外の方と宗教の話をするとき、神道には教義に相当するものが少なく、森羅万象の「八百万の神(やおよろずのかみ)」と言う全ての自然を敬う心があり、日本の暮らしの中には、神話(天照大御神)や人間の神様(八幡さま;応神天皇、天神さま;菅原道真)がいらっしゃること、また地域によって呼び方が異なる神様(自然)が自分たちの周りを寄り添い、見守ってくれているのだと話します。また、武士道には品格や精神力といった「日本人の骨格」ともいえる生き方が、自然と行動規範として反映されていることが多いとも話します。

具体的には、初詣、祈願、結婚式、葬儀などは神社・仏閣・寺院・教会など色々な場所や形態で行われますが、そのほかの場面でも首(こうべ)を垂れて感謝や追悼の意を表します。同じ日本人でも人それぞれの考え方や生き方がありますので、あくまでも編集人の考え方であることはご容赦ください。

既にコロナ禍の水際対策が緩和され、多くの海外からのお客様が日本を訪問してくださっていますが、観光地や飲食店なども人手不足などから満足な対応が出来る範囲でお客様を受け入れているようです。また、日本人でも知らないような地方の行事・スポットやアニメ文化の聖地(スラムダンクの江ノ電など)がSNSで世界中に配信されていて、それを目的に遠方まで足を運ばれる方も多いようです。なお、受け入れる側は節度を持った接遇など、如何に心地よく滞在して頂くのか、また来日する側は日本の文化・習慣(マナー)を最低限知ったうえで再訪して頂きたいですね。