オフィス鴻

COFFEE TIME(交通インフラ)

2024年10月26日

バス・タクシー・鉄道車両内には多くの車内カメラが設置され犯罪抑止力の役割を果たしています。また最近の傾向として、乗客が運転職員が乗務中にスマートフォンを操作しているのを撮影した動画が拡散されたりしていますが、運転職員のなり手が大きく減少している中で敢えて人員不足による減便に繋がる動画拡散と言った手法を選択せずとも、各事業会社のHPから通報すれば再発防止策を講じ、必要に応じて懲戒処分が下されます。実際に、乗客によるカスタマー・ハラスメントが原因で運行本数が減少すれば利用者が最も不便を被る訳ですから、地域住民有志が路線の維持・存続活動を行う一方、値上げには反対することも多いようです。結局のところ、一部住民の我儘(ハラスメント)が優秀な運転職員のなり手を阻害している構図が見て取れますから、運転職員の質云々を語る前に一度自分自身の行動を客観的に省みる必要があると感じます。

編集人が通院で利用する路線バスでは再三の注意アナウンスにもかかわらず走行中に席移動したり、ドアが閉まって動き始めているバスに無理やり乗車しようとする高齢者を多く見かけます。バス乗務員は会社規定で社内事故(乗客の転倒など)があれば顛末書(始末書)提出や一定期間の乗務停止などのペナルティーが乗務員の責任外であっても科されることがあります。もし公共交通網の維持を望むならば、利用者側もマナーを守るべきだと思いますね。