海外へ旅行した際、たまには子供の思い出作りになるようにと「ホタル観賞ツアー」に参加したことがあります。小型船に乗り、暗闇の中で恐らく数万匹はいるであろうホタルが全く同じタイミングで緑色の光を発する光景は圧巻そのものでした。ゆっくりと進む船から鑑賞しているとき、子供の手にたまたま１匹のホタルが止まって点滅を始めました。子供が突然「コックローチ（cockroach）」と叫んで懸命に逃がそうとしている姿に、同乗していたオーストラリア人のご夫婦・妻と編集人・観光ガイド全員で大笑いしてしましました。子供にすれば、ほぼ真っ暗闇の中で手に止まった蛍の黒さに驚きゴキブリと勘違いしたのだと思いますが、編集人の自宅にはゴキブリは何年かに１度くらい外から飛来して来るだけですので、なんでコックローチと言ったかは未だに定かではありません。

また、グレートバリアリーフに行くためにフェリーに乗り現地に到着した後、その日は生憎天候（強風）が悪く１番最初に予約した編集人家族だけが観光ヘリコプターに搭乗できたのですが、子供は紙おむつをパンパンにするくらい怖い経験だったようです。そのほか、ケアンズで滞在したホテルの室内プールにワニの形をした３ｍほどの滑り台があったのですが、子供が滑ってくる途中でグルリと半回転して背中から滑ってきたときの顔を見て、妻と一緒に英語で話をしていたオーストラリアのご婦人（日本で暮らした経験があったそうです）と大笑いしたこともありました。

いずれも、大変貴重な体験ができたことに感謝しつつ、子供の純粋さや突飛もない行動・発言に成長を感じ、良い思い出になりました。