オフィス鴻

COFFEE TIME(固定電話)

2025年10月11日

携帯電話が普及する以前は固定電話が大切な連絡手段となっており、10万円程度の加入金を支払って電話番号が振り充てられる仕組みでした。月日の流れの中で今年5月にNTTは全国一律に適用されていた「全国一律提供義務」が廃止される法案が可決されています。近年の携帯電話普及によって固定電話事業は契約数減少により不採算事業となり、他に通信事業者がいない地域を除いて一律適用されることになります。

編集人が20歳代で初めて車載用携帯電話(移動電話)を利用した時は、その大きさ・重量を補って余りあるほどの利便性に驚きました。またデートの時に待ち合わせ場所ですれ違っていたことで、3時間もお互いに相手のことを探していたことを懐かしく思います。その他にも固定電話で相手の親が出てしまうと何となく気まずい思いをしたのは、昭和世代に共通する思い出のように感じています。

同様に公衆電話も減少傾向にありますが、これはユニバーサルサービス制度として災害時の緊急対応などに活用されています。一時期多額のプレミアムが付けられたテレホンカードは現在でも病院や駅、コンビニなどでも購入可能とのことですから、いざという時の備えの中に小銭とテレホンカードを入れておくことも有効かもしれませんね。