COFFEE TIME(山越し)
2025年09月16日
今年から競技麻雀に新たな大会が開催されるようになりました。具体的には麻雀プロリーグ戦「M.LEAGUE(Mリーグ)」の現Mリーガー36名に団体推薦者24名の麻雀界のトッププロ雀士計60名が参加するMトーナメント、小学生から参加できる学生麻雀大会などがあります。もちろん競技麻雀ですから賭博とは異なり主催者側が賞金等を提供しても参加料などを徴収しなければ問題ないと言われています。
表題の山越とは麻雀協議会で順位争いをしている時の戦術の1つを指しており、敢えて難しい条件下で競技をすることと言えるかと思います。実際にはトッププロ同士の闘牌(牌譜)でもめったに見られない高度な打ち方ですから、その局(戦いの場)に大勝負をかける場合に行われることが多いようです。最近はデジタル派と呼ばれる確率重視タイプの選手が増えているようで、編集人の学生時代に行っていた打ち筋は「昭和の遺物」と言われるようになってきました。
その様な意味では136の牌が織りなす綾やランダムに積まれること(最近の自動卓は牌の偏りがあるといわれています)から、どちらの戦法も打ち手が選択できますので個性が表れるものだと思います。これはビジネスにも言えることで、偶然のように見えて実は緻密な思考に裏打ちされたものであれば、それだけ勝率が上がりリスクを軽減できると考えています。