COFFEE TIME(桜美林大学)
2025年08月01日
ここ10年程の間で複数の私立大学にパイロット養成学部が新設されています。その中の1つに桜美林大学航空学群があり、パイロット以外にも航空管制官などを目指す4コースで学生を教育して即戦力として送り出すことを目的としているそうです。実際に同校では2020年に航空・マネジメント学群が設立されていますが、2025年度から前述の学部名に変更しました。少子化の影響もあり特に短大が続々と閉校・統合を模索していく中で、4年制大学と言えども学生確保に奔走している姿が見て取れます。
最近はこれまで編集人が全く聞いたことのないような学部名も増えており、外国人留学生に頼ってきた学校経営も大きな岐路に立たされているように思います。このパイロット養成コースも4年間の学費は海外での航空ライセンス取得等を考えれば優に数千万円はかかりますから、私立大医学部と同じくらいで一般的な家庭では入学させることは容易ではないでしょう。国際エアラインのパイロットとして採用されることが確約されているわけではありませんので、職業選択が希望通りにいかないことも十分考えられますね。