COFFEE TIME(看護師の本音)
2025年12月16日
世間では看護師不足が大きく報道されていますが、実際に新規看護師資格(国家試験合格者)数を追いかけていくと地域によって大きくばらついていることがわかります。2020年度資料では132万人の看護師がいるものの、他業界と同様に高齢化が進んでいます。特に首都圏・中京・大阪は不足しているものの地方都市では有効求人倍率は1.39ですから、やはり働き方改革の多様化(子育て・日勤のみ等)が進んでいて、一部の看護師に業務が集中しているようですね。
これまで多くの医療機関では数年前まで看護師募集広告をたくさん掲載していましたが、その背景にあるのは給与待遇・福利厚生・夜勤・業務量の増加・キャリアアップ体制などがメインとして記載されていました。しかし大規模病院の組織に変化が表れているのは、人事部を創設している医療機関が増えている印象があります。また診療科内での移動(タスクシフト)も多くなっている印象ですが、実際に業務量が増加している現状では新人・異動者へ十分な指導を行うことは難しいように感じます。
さらに高齢入院患者が増えているため、看護師配置数は同じでも診療報酬の引き下げといった経営環境下から適正人員配置と言う名の業務負荷が高くなっているように感じます。認知症に近い患者は看護師の指示を聞かない(トイレ利用時にナースコールを使用しない)ことも多いそうで、結果として他患者へのフォローが十分には行き届いていないのが事実でしょう。患者からも「ありがとう」の一言が言えれば、もっと看護師に対する尊敬の念が生まれると感じています。



