オフィス鴻

COFFEE TIME(難病CIDP)

2025年09月01日

CIDPとは慢性炎症性脱髄性多発根神経炎という末梢神経機能が損なわれる難病です。編集人がこの疾患を取り上げたのは罹患している疾患(自己免疫介在性脳症)と症状・治療法がよく似ていたからです。主な症状は左右上下肢の筋力低下・脱力、2肢以上の感覚障害、腱反射の低下、振戦、複視(ものが2つに見える)などとされ、原因は本来身体を守るはずの自己免疫が暴走してしまうことにあるそうです。

日本では約5,000人の患者数と推定され、発症してしまうと編集人と同じく完解は望めず良化・悪化を繰り返すようです。また治療法は免疫グロブリン療法・ステロイド投与・血漿交換などで、編集人の受けている治療と殆ど同じです。その他にも分子標的薬と呼ばれる新薬(筋無力症;ニポカリマブ)の製造承認が昨年下りたことで、25年ぶりに新たな治療法が導入されることになりました。

編集人の場合も病名特定(確定診断)までに7年以上を要したため、治療開始が遅れてどんどん症状が悪化していきました。こればかりは臨床例の少なさから専門医と言えども非常に難しいそうですから、もし何か身体の異常を感じた場合にはすぐに医師の診察を受けることをお勧めいたします。