オフィス鴻

COFFEE TIME(Bowling)

2024年06月21日

編集人の子供がまだ2歳くらいだった頃、スポーツや趣味に関してどのような分野に興味があるのかと思い様々な経験を一緒にしてみました。その中でも書道(文化庁がユネスコの世界無形文化遺産に提案するそうです)、鉄道・車両、ボウリングに興味をもったようで、本人が嫌がらずに出来る範囲でサポートしていました。特にボウリングは転勤で2年程関西に住んでいた時に日本プロボウリング協会(JBPA)の現副会長を務められている姫路麗プロ(彦根プリンスでの初優勝の頃)に親子で直接レッスンを受ける機会に恵まれました。その時に「(親が強制するのではなく)自由のびのびとプレイしてもらい競技を好きになって欲しい」という言葉を掛けて下さったことを覚えています。

1970年代にはほぼ毎日のようにTVで放映され、4千を超えるボウリング場がありましたが、現在はレジャーの多様化・施設の老朽化・補修部品不足などで有名なボウリング場がどんどん閉鎖され、既に1千施設を下回っています。また、プロの大会数・賞金総額も減少傾向にあるそうで身近なレジャーがなくなっていくのはさみしい限りです。ただ、常連客(特に団塊の世代あたりの年齢層)の中には、試合等での細かいルールを知らずに遊びに来ている親子連れや若い方に明らかに嫌な顔や態度を見せる方もいて、結局は自分の首を絞めた面も否めないように感じます。

また、プロスポーツ等の普及には地道な愛好者獲得が不可欠であり、これは仕事や採用にも多々参考にすべきところがあるように思います。愛好者(企業ではロイヤルカスタマー・従業員)が増えれば再び隆盛を取り戻せるのか、ボウリング業界に関わらず未来の戦略性思考が問われているようですね。