オフィス鴻

COFFEE TIME(Japanese Whiskey)

2024年07月11日

ある地域紙(日経REVIVE)に、パレスホテル東京メインバー「ロイヤルバー」のマネージャー兼パーテンダーである大竹学氏の特集記事が掲載されていました。同氏には東京渋谷の東急セルリアンタワー最上階にあるタワーズバー「ベロビスト」に勤務されていた時に世界大会で優勝された時のカクテルを作って頂いた記憶があります。当時は週2~3回比較的早い時間(19時前頃)にベロビストを利用させて頂き、シングルモルトのストレートやシャンパーニュ、そして渾身のドライマティーニなどを嗜ませて頂きました。

不思議なもので、特にカクテルの中でもドライマティーニは自分のその日の体調、気候、精神状態などで味が異なるように感じられ、また提供直前のピール(柑橘の皮)ひと絞りが心に安らぎを与えてくれるのです。言い換えれば、カクテルは一期一会でありバーテンダーとお客様のカウンターを介した真剣勝負の場であるとも思えるのです。編集人の場合は食前酒として頂くことが多かったのですが、夏場はまだ明るく代々木公園や新宿副都心を眺めることが出来ますし、冬場は澄んだ空気の中で凛とするような東京の夜景が楽しめます。

また2000年頃から世界的に日本のウイスキーが認められ始め、現在ではお金を出しても入手できない国産ウイスキーを飲んでいました。最近はイチローズ・モルトや山崎、響なども入手が難しいようで、九州には焼酎醸造技術(蒸留)を活用した蒸留所もあるそうです。幸か不幸か病気療養のためめっきりとお酒を飲むことも少なくなり、WHOはアルコール(お酒)・タバコ・砂糖入り飲料は健康を害するとして酒税等引き上げを各国政府に求めていますので、左党にとっては少し節制が必要な時代になってきたようですね。