オフィス鴻

COFFEE TIME (クリスマスケーキ)

2024年02月16日

昨年のクリスマスに高島屋がEC販売したフレンチシェフ監修のケーキ購買者から約1千件の苦情があったことをご記憶の方も多いと思います。編集人は、数年前に準備不足からスカスカのおせち料理を出荷した事業者の人間性を疑ったことを思い出しました。今回は販売元である高島屋が迅速に苦情処理を行いましたが、製造委託先の食品工場関係者の「全て高島屋の責任だ!」という発言には少々驚かされました。また監修したフレンチ料理店のオーナーを批判する方も多くいたそうで、当初の自分の責任ではないという発言からかなりトーンダウンした謝罪に近い形で報道されていました。問題の本質(製造保管・配送・キャパオーバーなど)が明らかにされえることはないかも知れませんね。編集人も某有名シェフの名を冠した洋菓子を頂戴したことがありますが「???」と思ったことがあり、食品ECの難しさを改めて感じました。

編集人が子供の頃は近所の洋菓子店や百貨店等でサンタに扮した店員がたくさんのクリスマスケーキを販売していて、売れ残ると翌日に半額以下で提供されていました。最近はブランディングの観点から安売りしない高級洋菓子店も多く、もし売れ残った時には産業廃棄物として日常的に処分を行っていると言います。いかにビジネスモデルとはいえ、SDG’sの観点からすれば世界中には危機的な食料不足状態にある方も多く、全ての洋菓子店ではないにしてもモヤモヤした感じが残ります。

バレンタインデー、ハロウィン、ブラックフライデーなど海外の文化が日本に入ってくることは個人の判断・行動の延長線上で行われていますが、今回のトラブルをきっかけとして日本人の生活様式について考えるべきことは多いようですね。