オフィス鴻

COFFEE TIME (現状維持は後退)

2024年12月16日

企業内で仕事をしていると、目の前にあることへの対応に終始する従業員が概ね50%程度(もちろん企業によって異なります)いるように思うことがあります。編集人は、現状維持バイアスが強い理由として、「余計な仕事をしたくない」「誰かがやってくれるだろう」といった感情が従業員にあるからだと考えています。もし、普段とは違う仕事や得意先・関連部署に向き合う機会があれば、それをチャンス到来と思ってチャレンジする従業員もいますし、失敗を恐れて他社から姿が見えないようにする従業員もいます。

表題の「現状維持は後退と同じ」という考え方は、競合他社と同じことをしていても相手が一歩先に進んでいれば、相対的に自社との差が拡がるという意味で使っています。営業職でも自分が売りたいものを勧める方より、相手が欲しいものを顧客目線で一緒に考えてくれる方が長期的な信頼を得やすいと考えています。また、その時点での判断がその後のビジネスに影響することは多く、同じ機会は2度目はない上に過去の行動は覆すことが出来ません。後々後悔しないためにも、普段から様々な視点からチャンスを逃さないように考える習慣を身に付けておくことが大切でしょう。