オフィス鴻

Coffee Time(新幹線ワゴン販売)

2023年12月11日

JR東海が本年10月末日を以って、新幹線の車内販売が終了しました。コロナ禍での売り上げ減少や人手不足が主な理由とのことで、グリーン車での注文サービスは続けるそうです。編集人も約20年間、月1ペースで東海道新幹線(東京~静岡~新大阪)を頻繁に利用していましたが、駅ホームのコンビニが充実したとはいえ、幾分寂しさを感じます。

朝一番の東京駅発(6時00分)に新横浜駅から乗車すると、特に月曜日は自宅から転勤先の関西へ戻るサラリーマンが多く、毎回ホットコーヒー(砂糖・ミルク抜き)を注文して、朝10時の会議資料を読み込んでいました。また、日帰り出張を原則(宿泊は許可されていました)として日程を組んでいたので、新大阪発の新幹線(当時の最終新横浜駅停車は20時54分発でした)に乗り、車内販売のキンキンに冷えたビール(ホーム売店のは売れるせいか余り冷えてない)を片手に翌日の朝一番で提出する報告書を仕上げていました。

もっと以前は、各方面行の特急電車や新幹線にも食堂車がありましたが、2000年頃のダイヤ改正で終了した記憶があります。子供心にも、食堂車での飲食は贅沢であり憧れであり、旅情と言うよりはワクワクした感覚だったでしょうか。編集人の知る限りでは、在来線(東北本線)のグリーン車でもパーサーによるアイスなどの販売は続いているようです。このパーサーも一流の接客プロだと感じるのは、航空機のCAと同じようにお客さまの目線や仕草を観察すると、人間性の一部を垣間見たり個人ごとに売上げに大きな差がでる仕事だからでしょうか。