オフィス鴻

Coffee Time ビジネスクラス(2)

2023年05月15日

2001年9月のアメリカ同時多発テロ事件が発生する以前(1990年代)は、海外旅行はのどかな時代で、某海外航空会社のCAさんから促され子供と一緒に出発前のコックピットに招かれ、キャプテンと一緒に写真を撮らせて頂きました。搭乗したB747のビジネスクラス席とコックピットは2階にあり、子供が他のお客様に迷惑を掛けないよういつも最前列の席をリクエストしていたので、出発前に子供がドアの空いているコックピットを覗いていたらCAさんが機長(キャプテン)の許可を得て写真まで撮らせてくれたのです。航空機好きの編集人には本当に嬉しい体験でした。

また、航空会社は異なりますが、マレーシアのペナン島からクアラルンプール空港行きの搭乗予定機が機材繰りの事情で1時間以上遅れた時は、その日の成田行乗継便への搭乗をあきらめクアラルンプール空港内のゴールデンクラブラウンジ(当時は、ファーストかビジネスクラスのチケットがないと入れなかった)に行き、コンシェルジュに翌日の便への変更とホテルの手配をお願いすることにしました。すると、搭乗予定便がトランジット待機中(予定より90分遅れで離陸)であり荷物も既に移送中とのことで、慌てて3歳の子供を抱えて搭乗口まで走り、周囲の目を気にしながら着席して帰国したことがあります。

そのほかにも、ボルネオ島経由でクアラルンプールに到着した時、子供を抱いての機内移動(2階から1階への螺旋階段)に時間がかかってしまったのですが、エコノミー(一般席)の乗客はCAさんが降機をストップしていて、編集人家族が階段を下りてくるのを待っていました。ことの良し悪しの判断は別としても、世界では提供サービスは料金に対して異なることが標準なのだと改めて感じた次第です。