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SDG’s(15)陸の豊かさ

2024年01月26日

環境省のHPには、日本のレッドリスト2020(絶滅のおそれのある野生生物)として、3,716種が絶滅危惧種として取り上げられています。国際的には国際自然保護連合 (IUCN)が生物学的な観点から個々の種の絶滅の危険度を評価し、レッドリストとしてまとめています。海洋生物については関心の高まりを受け「環境省版海洋生物レッドリスト」が公表され、絶滅危惧種として56種が指定されています。

地球に住む生物にとって森林は欠かせない存在(海洋生物も山林から河川を通じて供給される栄養素を必要としている)ですが、人間による森林破壊が進んだ地域では、すでに絶滅をしてしまった生物や絶滅の危機に瀕している生物が多くいます。また、最近は野生動物が元々の生活圏であった森林等が開発された結果、住宅地等に出没するなど、これまでの人間との共存関係にも変化が生じています。また無計画な都市化が進めば、100年後には森林が無くなると警鐘を鳴らす研究者もおり、陸の豊かさを守ることは、食料の8割を植物から摂取している私たち人間が生存するためにも必要なのだと改めて感じます。

なお、日本は野生生物を密猟から防ぎ、絶滅から守るためワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引)、ラムサール条約(湿地の保存)も締結しています。農林水産省では、カルタヘナ議定書、国連砂漠化対処条約(UNCCD)以外にも、国際農林水産研究センター(JIRCAS)が「陸の豊かさを守る取り組み(森林破壊・砂漠化・土壌劣化・生態系崩壊の解決)」として陸上生態系の保護・回復・再生活動を進めています。